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理念ある医療制度の改革をのぞみたい。

理念ある医療制度の改革をのぞみたい。

 21世紀を迎えるや、我々を取り巻く環境は、世界情勢、自然環境、国内政治、経済、社会、教育問題などいずれの分野でもめまぐるしく変化し急速な勢いで変貌を遂げつつあるように思えます。
医療を取り巻く環境も例外ではなく、国民はもとより直接医療に携わる我々にさえ十分な理解と浸透がなされる間もなく、次々と制度改革が行われてきています。

 平成24年には医療療養病床の25万床が20万床へ(?)、介護療養病床の13万床が廃止、すなわち今ある38万床のベッドが5割にまで減ってしまうのです。
しかもレセプトの電子化も平成22年に迫ってきています。
制度改革にはまず理念が必要であるはずです。しかしその理念がまっ たく見えてこないのです。いや、ないと言った方が妥当でしょう。たぶん財政面だけを考えての改革だと思われます。医療費、介護費を抑えようという意図しか 見えない中で実際に犠牲になっているのは一般の人々であり、その次に医療に携わる我々および多くのスタッフの方々なのです。

 当院にかかっている患者さんで1ヶ月程ニューヨークに行っていた人がいました。歯痛のため歯医者にかかろうとしたら1000ドル必要と言われ、治療せずに帰ってきたそうです。それが世界の現状なのです。
日本では一定の質の医療を平等に受けることができます。このような世界で誇れる医療制度は絶対に維持していかなくてはなりません。医療制度において、日本は世界のリーダーになりうるものだと考えます。

 少子高齢化にある日本では医療や年金の負担の話になると、現役世代の負担が多すぎる一方お金を持っている高齢者も多いとよく言われ ます。しかしそれは自分の寿命が分からないから、医療制度、年金制度の改悪により増え続ける自己負担を心配し、結果として老後は自分で何とかしなくてはい けないと思いつつも何ともできないことからくる不安のために、無駄遣いを減らし切り詰めた生活をしているだけなのです。

 老後はいつからかは誰も答えられないでしょう。すなわち何歳になっても老後の心配をし続けなければならないのです。死ぬまで。ある年齢になったら病気や生活資金のことは心配なく、ゆったりと暮らしていける制度を作るべきです。
そうするとお金は無用にためることなく、うまく使う方に回り消費も拡大し、経済ももっとうまく回ってゆく筈です。

 最後に、医療も介護も一体のものです。制度はできるだけ単純で誰にでも分かりやすくすべきです。
まずしっかりとした理念を作り、老若男女を問わず“生きていてよかった”と感じられる本当の意味での医療、介護、年金を含めた制度の抜本的見直しが図られるべきだと考えます。

2015-09-28 18:50:43

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